1. 研究成果の公開と利活用
  2. 大阪大学学術情報庫OUKA(機関リポジトリ)によるオープンアクセス

大阪大学学術情報庫OUKA(機関リポジトリ)によるオープンアクセス

研究成果の公開と利活用 〈 実践編 〉

OUKAとは

大阪大学学術情報庫 OUKA(The University of Osaka Institutional Knowledge Archive) は大阪大学の機関リポジトリです。大阪大学の教育研究活動から生み出される論文などの学術成果を電子的に保管・公開するサービスです。
本学に所属する研究者は学術成果を公開することができます。登録にあたって費用負担の必要はありません。公開されたコンテンツは誰でも無償で閲覧できます。このようなサービスを機関リポジトリと言い、インターネットを通じて世界中の誰もが、いつでも大学などの学術成果を自由に無料で見られるようにすること(オープンアクセス)を目的に構築されています。

OUKAで公開するメリット

研究成果を登録できる方

  • 大阪大学の教職員、元教職員
  • 大阪大学の大学院生、元大学院生(博士前期課程、修士課程を除く)

登録できる論文種類

学術雑誌論文の公開

世界の大学・研究機関では、大手出版社による際限のない雑誌価格の高騰や予算の縮減などにより、研究に必要な文献の入手がますます困難な状態になってきています。これに対し、あらゆる学術文献に無料でオンラインアクセスできるようにしようという、著者の側からの活動(オープンアクセス運動)が盛んです。あなたの研究論文を読みたくても読めない人がいます。本学の機関リポジトリからオープンアクセスで公開しませんか?

  1. 共著者の同意

研究成果に共著者がいる場合は、あらかじめ共著者の同意を得てください。同意を得る方法は問いません。なお、共著者の同意について図書館に文書等を提出する必要はありません。
同意取得用のメール定型文(日本語・英語)を用意していますので、ご活用ください。

  1. 公開用ファイルの準備

海外出版社の多くは、「出版社版」(電子ジャーナルのPDFや誌面のスキャン)をリポジトリに登録することを許可しておりません。代わりに「著者最終稿」であれば、多くの出版社は登録を認めています。
下の図のように「査読者・編集者とのやりとりを受けて著者による修正が済み、最終版として受理された段階の原稿(Acceptされた原稿)で、コピーエディティングやレイアウトが施される前のもの」が著者最終稿です。
論文に付属するデータ(Supplemental data)、図版、表などのファイルも一緒に公開することができますので、これらのファイルもご提供ください。
※政府の公的助成を受けた研究成果の即時OA義務化方針では、論文付属の研究データ(論文出版にあたり公開することを出版社が求めるデータ)もOA義務化の対象となっています。

[参考]

  1. 登録依頼

以下の方法で登録依頼を行ってください。図書館で出版社・学協会のリポジトリ公開条件を確認し、OUKAに登録作業を行います。公開条件にエンバーゴ(論文刊行から一定の公開禁止期間を設けること)がある場合、その設定も行います。

  • ※準備中※研究マネジメント総合支援システム(REMS)からの登録依頼)
  • リポジトリ登録支援システムからの登録依頼

自身の出版済論文リストから、出版社のリポジトリ公開条件の確認と公開用ファイルのアップロードができるシステムです。論文リストは研究者データベースresearchmapから取得しています。
ご利用には大阪大学個人IDが必要となります。また、あらかじめ教員基礎データシステムにて、大阪大学個人IDとresearchmapのアカウントの連携処理が必要です。※招へい教員・大学院生などの方はメールでの登録依頼をお願いします。

  • メールでの登録依頼

メール本文に論文を特定できる情報(DOI、または論文タイトルと雑誌名)を記載の上、下記お問合せ先にご連絡ください。

学位論文の公開

学位規則の一部改正により、2013年4月以降に博士の学位を授与される方の博士学位論文は、大阪大学機関リポジトリで公開することが義務化されました。
詳細・お問い合わせ先については、大阪大学の博士の学位を授与された者が留意すべき事項をご覧ください。

大阪大学機関リポジトリOUKAでは、義務化以前(2013年3月31日以前)に学位を授与された方の博士論文の全文公開も進めています。該当される方はぜひご協力ください。
図書館では、以下のような支援を行っています。

  • 電子ファイルがない場合、図書館所蔵の論文冊子からの電子化
  • 学位論文を図書や雑誌論文として刊行している場合、出版元の著作権ポリシー調査・公開許諾申請

登録方法については、OUKAウェブサイト 博士論文の登録をご覧ください。

学内刊行物の公開

機関リポジトリOUKAでは、紀要や研究報告書等の学内刊行物を広く登録・公開しています。既存の学内刊行物、またはこれから刊行される学内刊行物について、インターネット公開をお考えの場合は、ぜひOUKAをご活用ください。

  • 下記お問い合わせ先のメールアドレスまでご連絡ください。申請書等は必要ありません。
  • ファイルはメール添付、サイズが大きい場合はOneDrive等のオンラインストレージで共有ください。
  • インターネット公開について、あらかじめ著者等の許諾を得ておいてください。
  • 投稿規程等で、権利譲渡またはインターネット公開(複製と公衆送信)についての許諾を定めておくことを推奨します。
  • 論文・記事内にインターネット公開の許諾が得られていない写真等画像がある場合は、該当部分のみマスクして公開することが可能です。
  • 冊子体を刊行している場合は、印刷業者にOUKA公開用のPDFファイル(透明テキスト付き)も納品していただくようにご調整ください。
  • 原則として、論文・記事ごとに1コンテンツとして登録・公開いたしますが、それらだけでなく表紙・目次・奥付・裏表紙等も登録可能ですのでご検討ください。
  • 論文・記事にはDOIを付与することができます。ぜひDOIの付与をご検討ください。詳細は、DOIの付与をご参照ください。
  • 著作権の表示、ライセンス(Creative Commons License)の表示が可能ですので、それらの表示についてもご検討ください。
  • 下記お問い合わせ先のメールアドレスまでご連絡ください。申請書等は必要ありません。
  • ファイルはメール添付、オンラインストレージ等で共有してください。
  • 古い年代の号などで電子ファイルがない場合、電子化の支援を行っています。詳しくはお問い合わせください。
  • 著作権処理(著者の許諾)については、基本的に刊行元学会、研究室等で進めていただくことになります。

OUKAで公開されたコンテンツの利用条件

[関連リンク]

OUKA登録依頼・お問い合わせ

附属図書館 学術情報整備課 電子コンテンツ担当 

ouka [at] office.osaka-u.ac.jp

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